■最近、家賃滞納者が急増中
不景気なんだよね。
でも、業者や大家にしても、ほっとく訳にも行かない。
って事で・・・
改めて、家賃滞納者に対する回収〜明け渡しの手順を、
簡単に公開致します。

■取り敢えずは督促。
まぁ、電話やハガキで督促するのが最初ですね。
これで、払ってくれれば、一件落着。

■連帯保証人へ連絡。
本人が１ケ月以上払わないと、
連帯保証人へ連絡して、督促する。
普通なら、この時点で、一件落着。

■配達証明付内容証明の送付。
それでも払ってくれなければ、内容証明。
配達証明を忘れずに。
通常３ケ月以上滞納すると、これを送付。
内容証明の書き方は、ネットで探すと、
幾らでも出て来る。

■それでも駄目なら、裁判だっふんだ〜！
裁判自体は、簡易裁判所に訴状の所定用紙が有るので楽。
　※通常、数十万程度の滞納は弁護士に依頼する必要は無い。
　　　　　数百万の滞納とかは弁護士に依頼し、
　　　　　地裁の民事部に提訴するのが普通。
裁判費用（印紙）も、簡裁なら普通は１万円前後。
　※詳しくは、最寄りの裁判所にてご確認を！
　※弁護士に依頼すると、通常、弁護士費用だけで20〜30万。
訴状の書式やかき方は、下記サイトを参照してね。
http://www.courts.go.jp/saiban/tetuzuki/syosiki/syosiki_02_07.html

■差し押さえ・強制執行
さて、判決が出ても、債務者が履行しないと、
差し押さえや強制執行となります。
下記サイトをご参照〜
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui/minzi/minzi_02_01.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%88%B6%E5%9F%B7%E8%A1%8C

実は、この強制執行による明け渡しが、
実際には、かなり負担となります。
大体３０万〜５０万。１００万になる事も有る。
　（債務者の家財を一時保管したり、運送業者の手配が馬鹿にならない）
これらは、債務者が負担すべきものですが・・・
実際には、追い出す側が立て替えなければなりません。
立て替えた費用を・・・
家賃も払わないフトドキ者から、取り立てるのは至難の業です。
　（ほぼ自己破産者と言って良いでしょう）

これでは、盗人に追い銭みたいな話になっちゃうんです

■本当はね〜
実際の交渉では、
悪質滞納者（って言うかどうみてもお金の無い奴）に対しては、
滞納家賃の回収は、一応分割で払って貰うと言う念書等を作って、
何とか、早く退去して貰う！
そんな感じになってしまいますね

勿論、本人や保証人が、それなりに回収出来る資産が有る場合は、
それを狙いますが、何も無い借金まみれの人からは、
やはり、無い物は取ることも出来ません。
『頼むから、早く出てってくれや〜』
ってことになってしまいます。

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