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  【■不動産屋の個人的雑談&日記ブログ■-交渉術 -■交渉術について】

2008年8月25日(月) 14:54

■交渉術について

※このエントリーについては、国際弁護士の矢部正秋氏の著書「ユダヤ式交渉術」からの引用が多分に御座います。

 昨日、中国での北京オリンピックは若干の問題も含みながらではありますが、一応無事に閉幕致しました。中国はこれからより一層の経済発展を遂げる事でしょう。そして日本はアメリカ一辺倒の外交から、中国とアメリカの狭間で生き残りをかけた外交を行う必要が出てくるでしょう。民間レベルでも、強かな中国人と交渉する必要が出てくると思います。その時にはきっとより国際的な交渉術も必要となる事でしょう。その時にはこのブログもちょっとは役立つかも知れません。

 ユダヤ系の世界的な金融財閥にロスチャイルド一族と言うドイツ・イギリス・フランス・オーストリアそしてアメリカでも力を持っている一族がいます。その系列グローバル企業は別エントリーに書きましたので参考にして下さい。矢部正秋氏の著書「ユダヤ式交渉術」は、このロスチャイルド一族とキッシンジャーの交渉術を中心にユダヤ格言集からの引用及び説明によって、ユダヤの交渉術のテクニックを解説しています。

 投資とか投機と言うと、日本ではハイリスク・ハイリターンと言いますし、世界的にもハイリスク・ハイリターンなのですが、ロスチャイルド一族は、この投資を上手くやる事によって、確実に儲けたり、節税する事を行って、莫大な財産を築いたものです。政治・・・場合によっては戦争資金を国家に貸す事さえ行ってきた訳ですが、負けた国からもしっかり儲ける事を行って来た訳です。
 日本も、日露戦争の時は、時の日銀副総裁の高橋是清が、このロスチャイルド一族から戦争資金を調達したのは、知る人ぞ知る話では有ります。そしてロシアにもこのロスチャイルド一族はバクー油田の利権を狙って深く関わっていました。つまり戦争を行う両国に関わっていました。これは、ロスチャイルド一族が大きく飛躍する元となった英仏戦争でも一緒です。イギリス・フランス両国に関わって大儲けしました。一説にはイスラエル建国時の二枚舌事件の裏にもロスチャイルド一族の意思が働いたとの話もあります。本当だとしたら国さえも創って儲けてしまったと言う事になります。
 ロスチャイルド一族は、一方だけにつく事はあまり行いません。これは今のヘッジファンドの考え方に良く似ています。そしてヘッジを上手く行うとバブルの崩壊みたいな時でも大儲けできる訳です。ロスチャイルド一族の凄い所は一国家を相手にしても儲けてしまう所ですし、その国家が経済的な崩壊を起こしてもそれを予見してしっかり儲けてしまう所です。そんじょそこらの企業とはちょっと違います。
 もちろん、先進国と言われる複数の国家さえ商売の相手としてしまう・・・それも対立する2国家間を上手く商売の種にしてしまうのですから、日本の企業とか金融機関は、全く歯が立たないと言った方が良いでしょう。でもロスチャイルド一族と同じ事は出来なくても、その手法や交渉術を少しは知っておく事は無駄にはならない筈です。

続きを見る・・・

 ロスチャイルド一族には、二つの大きな伝説的な話が残っています。一つはフランスでの株価相場の操作による相続税の節税、そしてもう一つは英仏戦争の時のイギリス国債と株操作による莫大な資産形成です。順番は時代とは逆になりますが、このブログの話も、矢部正秋氏の著書「ユダヤ式交渉術」の見出しと順番に沿って書く事にします。

※転載については、当ブログは利益を目的にしておりませんので、矢部正秋氏の承諾は得ておりません。もし問題が御座いましたら、転載部分は削除致しますのでご一報下さい。またご興味の有る方は矢部正秋氏の著書「ユダヤ式交渉術」をご購入される事を併せてお薦め致します。

※矢部正秋氏は1943年生まれの国際弁護士。東北大卒、トヨタ自動車入社、5年後退社、東北大大学院で修士号取得後、フルブライト奨学生としてワシントン大学院に留学し、法学修士号を取得。その後イギリスロンドンの法律事務所で数多くの国際交渉に参画。ビジネス・国際取引法務を専門とするベテラン弁護士です。著書としては『プロ弁護士の思考術』も有名です。



【プロローグ】

1、相手に有無を言わせぬ恐るべき”交渉術”
 
 ある初夏のパリの証券市場で、突然の恐慌が勃発した。超優良企業の石油会社「ロイヤル・ダッチ」、巨大総合金属企業「リオ・ティント」がまず株価を急激に崩した。それで取引所には不吉な暗雲に覆われ。
 さらに巨大な鉱山会社「ル・ニッケル」も続いて値を下げ、世界のダイヤモンド市場を牛耳る「デ・ビア−ズ」も値を下げた。狼狽と恐怖が取引所を襲い、恐慌は一気に広まった。
 そして多くの投資家が売りに殺到した。一日のうちに株価は下がり、相場は下がる一方、ただ一刻も早く売り抜ける事だけが唯一の道だった。
 誰もこの暴落の背後に仕掛けられた壮大な計画を知らなかった。史上最大のユダヤ金融資本家のロスチャイルド家を除いては・・・
 翌日、新聞はパリ・ロスチャイルド家の当主エドアール・ロスチャイルド男爵が死んだことを報道した。
 男爵が暴落した4つの会社の大株主である事に気がついたものは、業界でも少なかった。やがて昨日暴落した株価は、大量の買い注文を受けて暴落前の株価までみるみる回復した。この裏にはロスチャイルド一族の見えない黄金の手が動いていたに違いない。
 では何の為にこんなことをしたのか?

 フランスでは、死者の所有する株に対する相続税は死んだ日の株の終値を基準として決められる。だから死んだ日の株価は大きな意味を持つ。大富豪の場合は、株のほとんどが税金で持っていかれてしまう。株価が安ければ莫大な節税となる。
 ロスチャイルド一族は、この相続税対策の為に、一日だけの恐慌を計画実行した。完全に合法で税務署も文句のつけようがない。
 でも著者が言ってる様に、日本人の富豪にこんな芸当はまず出来ないだろうし、こんな発想が浮かぶだろうか? 一方では父の死を気遣いながら、他方では死をもビジネスにしてしまう。男爵の臨終を隠すように緘口令をひき、他の株主には事前の了解を求め、証券ブローカーとは売り買いの株の数量と時期について綿密な打ち合わせをなしとげてしまう。
 
 大金持ちには子供はいない。相続人がいるだけだ (『ユダヤ格言集』より)

 著者の言う通りこの格言を地で行く凄まじさだ。ロスチャイルド一族にとっては、父の死さえビジネスにする事くらい朝飯前なのである。人生はママゴトではない。人生は舞踏会ではない。ジャングルなのだ。
 金はいくらあってもよいものだ。金は人生の全ての目的ではないが、金はいろいろな機会を人に提供する。金はありがたいものだ。ユダヤの格言はそう教えている。そして『世間は神よりも厳しい』と言うのがユダヤ人の感覚である。 
 株価操作は、合法的に相続税を最小にし、且つ一説には儲けさえしたと言われている。その為の策謀だった。その潜在的な交渉相手は、税務当局である。
 このあまりにもみごとな演出のため、税務当局は交渉のテーブルにつくこともなく破れさり、ロスチャイルド家は莫大な相続税を節約した。


2、”最高の交渉ノウハウ”がここにある。

 この本は1884年に発行されたものである事をまず覚えておいて欲しいと思う。バブル以前、私もまだまだ若い時に読んだものである。この本も大分色あせて黄ばんでいるのだが、その中味は決して古臭さは感じさせない。

 著者は最高の交渉術は交渉のテーブルにつくことなし、100%勝ってしまう事だと言っている。交渉のテーブルにつくことは、必ず何がしかの譲歩をせざるを得ないからだ。これは全くその通りだろう。
 
 交渉は、様々な問題を自分に有利の解決する為に行うものであるから、交渉力の無いものは脱落して行く。
 例として、ソ連が台頭してきた1960年代の事が書かれている。まるでこれから世界的に起きる事のようだが・・・当時まではアメリカは今みたいに圧倒的軍事力に陰りが見えはじめ、ソ連が超大国として台頭してきた。
 当事者に圧倒的に力の差がある時は交渉は必要無い。脅かし抑圧するだけで良いし、劣位に立つものは、ただ屈従するほかない。これは中国とチベットみたいなものだ。最近はテロと言う行為で反抗する勢力もあるが、これは反抗勢力としては弱いと言えば弱い。
 然し、力が拮抗してくるとどうしても抑圧だけで抑える事は不可能になってしまう。そして、説得と交渉が対決を解決する方法となる。
 これからアメリカの大統領選になり誰が大統領になるのかは解らないが、当時のニクソンはちょうどソ連がアメリカに追いついた時期であり、その力関係の変化をいち早く見抜いた。
「今や対立の時代は終わり、交渉の時代に入った」
ニクソンは外交の魔術師キッシンジャーとコンビを組み、国際政治の難問題を次々に交渉により解決した。
 著者は当時の日本についても触れている。当時の日本は史上最高の繁栄を誇り、働く意欲さえあれば、食べて行くのに困る時代ではなかった。豊かな社会では強者と弱者の差も相対的になり、ほぼバランスしてくる。価値観は多様化し、意見の対立は多くなるが、力で抑圧し命令する事は難しく対立は「交渉」で解決する事になる。
 中国もこれからは、次第に豊かになるのと同時に、抑圧から説得と交渉の時代に
なっていくと思う。経済的に先進国の仲間入りをするにつれて、そうならざるを得ないとも言える。
 このような時代では、いくら才能が有っても交渉力の無い者は社会を生き抜いてはいけない。交渉力のない者は、永遠に日の目を見る事は出来ない。何故日本に凋落の兆しが出ているのか、何故日本の政治家・官僚・経営者は昔と比較して駄目なのか。この交渉力が欠如しているからではないのだろうか。著者はこの本を今から24年も前に書いているのだけれど、その当時に日本の交渉力が落ちるだろう事を予測していた。非常に興味が湧くので引用を多くしたい。

 ●考え方の違う人ともうまく付き合えるか?

 交渉力の必要性は将来いっそうはげしくなる。工場にはロボットが進出し、オフィスにはワープロやコンピュータが続々と導入される。ロボット化、OA化に象徴される職場革命の入口に有る。
 このような機械化の中にあっても生き残るのは、最も人間臭い部門、対人折衝や対人交渉の多い部門であり、ビジネスマンの聖域だ。
「交渉力のあるなしが、近未来を生き抜く重要な資格になる」
 これは、今でも変わりないと思うし、その通りになって来ていると思う。著者の言ってる「交渉力の重要さ」はビジネスの機械化のみならず国際化に伴って益々重要になりつつあると言って良いと思う。さらにその後がもっと興味深いので原文そのままに書く。

 将来のコンピュータ社会は自閉症社会になるといわれている。現在の若者(今の30〜40代)は総じて対人関係が下手だ。核家族の中で育ったから、小さい時から人との接触が少ない。遊ぶのはテレビゲーム、パソコン、パチンコなどの1人遊び。小さい頃から個室を与えられて育つ。食事にしてもハンバーガー、フライドチキン、カップめん、ほかほか弁当など1人で食事をする例が多い。
 受験戦争を勝ち抜いてきたから友達づくりが下手だ。上司や先輩とはあまりにも考え方が違い過ぎる。考えの違う人とうまく付き合えることこそ交渉力をつける第一歩なのだが、初めから付き合いを放棄してしまっている。こんな若者が増えている。
 だがこのような若者は、近未来社会では必ず脱落する。交渉力も何もない自閉症人間は、もうやっていけない。交渉力こそ大変動の時代を生き抜く鍵だ。

 全くこの通りになっているかどうかは別として、自閉症気味の日本人増えているのは間違い無い。そして交渉力の無さが別の形、例えばモンスターペアレンツの様な形とか、無差別殺人の様な形で出て来ていると思う。その原因はテレビゲーム・パソコン等の1人遊び、少子化・個室、家族別々のインスタント・ジャンク・ファーストフード系の食事にあるだろう事は、同感できるものである。
 交渉力と言えば大袈裟なら、対人折衝が出来ない日本人が増えているとも言い換えられる。そして韓国・中国も将来は日本と同様に交渉下手になるだろう事は想像に難くないし、北朝鮮の交渉上手は益々磨きがかかるとも想像される。もし、中国・韓国・日本がそれぞれ交渉下手のトップばかりになったら?想像さえしたくない。 
 ちなみに、オタク文化というものがあるが、あれは自閉症とは違うだろうと思う。テレビゲームやパソコンが好きだけれど、交渉力もある程度は持っている若者が集まってあのような文化を築いたとも思う。掲示板やブログでも排他的な人物と協調的且つ説得力を持った人物をみかけるので、パソコン世代でもしっかり交渉力=対人折衝能力を持った若者は育っていると思う。但し、かなり限定された社会なので実際の日本社会や国際的に重要な交渉の中で通用するかは疑問が有ると言えば有るけれど。
   
 ●なぜユダヤ人が最高の交渉術を見出せたのか

 自閉症人間と対照的なのがユダヤ人だ。と著者は書いている。
 ユダヤ人は二千年も前に乳と蜜の流れる祖国を追われ、世界を流浪してきた。金もなく、権力もなく、異国の地で交渉術だけを頼りに行き抜く必要があった。祖国を失った民族が滅亡することもなく、二千年もいき続けたのは世界史上例がない。
 幾多の迫害に耐え、科学、実業、芸術、政治、その他あらわる分野で天才的な業績を示しているユダヤ式対世間交渉術をまなばなければならない。
 国際弁護士として数々の交渉をこなしてきた著者によれば、ユダヤ式に比べれば、アメリカ式交渉法はまだまだヒヨッコだそうだ。
 そして、日本式交渉法はあまりに特殊で世界的に一般的ではない。狭い島国の中で同一民族が「腹芸」だとか「あうんの呼吸」だとか言って、シコシコとやってきただけだから無理も無い。と著者は言っている。これは大変耳の痛いことではあるが、田舎の不動産屋だと逆にそれに慣れないとやっていけないと言う事も事実ではある。
 何故、今回このユダヤ式に拘るのかと言うと、どうも今の世界的な経済の中心にユダヤ、特にロスチャイルド一族及び系列グローバル企業の意図が強く働いている気がするからだ。もし中国でオリンピック後のバブル?崩壊が起きるとしたら、マスコミの情報操作も含めて、このロスチャイルドの策略が働いているとしか思えないからだ。そして経済統制の利く中国政府とユダヤ系の深い所での経済的な戦いが起きると思うからだ。
 中国はユダヤ系に勝てるのか、ユダヤ系はどうやって中国の膨らんだお金を持去ろうとするのか、その世界経済に与える影響はどうなるのか。そして影響は日本に長野にも及ぶ事は間違いの無い事だと思うからだ。
 個人的には、ユダヤ系に勝てるのは中国系しかないと思っている。特に交渉術では日本は足元にも及ばないし、アメリカもユダヤ系の力なしでは中国とは交渉には勝てないだろう。何と言っても北朝鮮にさえ交渉では負けているのだから。



【第1章 ユダヤの知恵の結晶-最高の"交渉術"はこうして生まれた】

1、契約を最も重視するユダヤ人の凄さ

 ユダヤの歴史は五千年も前から続いているそうだ。信仰の源泉である「旧約聖書」の旧約は、神と人間の古い契約を意味し。聖書の基本は「契約」である。
 聖書の舞台はチグリス・ユーフラテス川の流れる「肥沃な三日月地帯」とよばれる今のイラク戦争の舞台にもなった地域で、五千年以上も前に粘土の文字板に書かれた世界最古の商取引契約書も発掘されている。
 多民族が入り乱れ多くの文化が興り衰亡を繰り返したこの地域では、契約は当たり前のことで、半遊牧生活を送り転々と移動していたユダヤ人にとっては、先住民族と詳細な契約を結ばないと安心できなかった。住居地域・井戸の使用・部族間の争いの処理について詳細な契約がなされるのが普通だった。
 ノアと大洪水と箱船も神との契約の話だが、契約は権利と義務、ギブアンドテイクの関係であり、日本的義理人情の世界とは全く異なる。
 日本では神社に行く時に神と対等の立場で契約を締結する訳ではなくて、神は人間より上の存在であり、祈願するだけであるが、ユダヤでは神と対等の立場で交渉すると言った方が解りやすいと思う。
 著者の言う通り、神でさえ契約の交渉相手と言う考え方はユダヤの契約に対する考え方を端的に現していると思う。

 ソドムとゴモラの話はもっと凄いと思う。
 アブラムが神と契約し多くの国民の父アブラハムとなった。この時に、三歳の雄牛、雌山羊、山鳩などをニつに裂き、いけにえとして供えるが、この動物を裂く儀式は、自分んが約束を破った場合に、このように裂かれてもしかたがないという意味だと言う。
 ある日、神はソドムとゴモラの町の人々が教えに反し堕落していることを知り、契約違反の罰として滅ぼそうとした。
 これに納得出来ないアブラハムは、敢然として神と交渉する。
 「あの町に五十人の正しい者があっても、なおあなたは悪者とともに滅ぼされるのですか。神は正しい者のために人々を許すべきではありませんか」
 神が譲歩し許すと、さらにアブラハムは粘り、
 「五十人に五人足りないとしたら、あなたは町を滅ぼされますか」
 神が四十五人の正しい者がいたら許すと譲歩すると
 「もし四十人だったら」
 こうして、神とアブラハムの契約の交渉は延々と続き、ついに神は粘り負けして十人の正しい者がいれば、町を滅ぼさないと約束する。結局はソドムとゴモラには十人の正しい者もいなかったので、神は契約違反の責任を取らせる為に滅ぼした。
  日本では、神とこの様な交渉をする事はあまり聞いた事はないが、ユダヤ人にとっては神も交渉相手となってしまうし、契約相手になってしまう。そして契約違反をしたら、神の罰を受けるという考え方だ。



続きは、後日・・・m(_ _)m

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